ピピっと鳴ると「見せて」と手を差し出してくれたから、体温計を渡す。
「うわ、39.3もあるじゃん、大丈夫じゃないじゃん、薬飲むか?あ、薬買うの忘れてたままだった、どうしよ、、」
焦る先生。
どうしようもなく愛しい。
私のためにここまでしてくれて、愛しい以外の言葉が見つからない。
私は、熱と先生のせいでのぼせてしまったんだ。
意識がまた朦朧としてくる中、
バカな私は重い体を起こして、焦っている先生の首の後ろに腕を回した。
驚いて目を見開く先生に
キスをした。
ファーストキスを勝手に捧げた都合のいい私の意識はそこで途切れた。

