Real~ある一人の少女の話~

私は急いで外へ出た。

外では、運動部が頑張って練習している。

私は体育館の壁の凸凹があるところに隠れた。

隠れて、泣きまくった。

「これが、止まったら行こう。
遅すぎるとダメだしなー……」

と思いつつも、涙が止まる気配はない。

「ダメだなー……」

空を見上げると、もう真っ暗で。

体育館の中からは、私を呼ぶ声が聞こえる。

あぁ、戻らなきゃ。

ドアに近づこうとしたとき、ドアの奥から足音がした。

やばいっ。

とっさに隠れたからか、バレなくてすんだ。

でも、…

ガチャッガチャッ

ドアが、あかない。

荷物、どーしよう。

大丈夫かな。

でも、よく考えると、このまま死んでもいいかも…とも思ってしまえた。

そして、ゆっくりまぶたを下ろしたとき、足音がした。

誰かくるっ。