美希SIDE
なんで急に告白されなきゃいけないワケ!?
私には亮介がいるってしっているはずなのに。
俺なら勝てるとでも思ったのかよ。
なんてこと考えてたら、亮介とのデートが終わっちゃった。
「美希。」
「ん? んんっ」
なんで急にキスなんて。
「別れよう。俺たちもうやっていけない」
「どうして。?」
「最近お前、なんか変だよ。俺といても楽しくなさそうにしてるし。もう嫌いなの?」
「そんなことないよ。ただ、ちょっとね。私もそろそろ別れるのかなって思ってたから。」
––––––これでよかったんだ
次の日からは、亮介。いや、亮介先輩とは会話することは一切なかった。
すれ違うことすらもなくなった。
今まで付き合っていたことが嘘みたい。これからは一匹狼かな。ってゆーか友達になんて言おう。
そんなこと考えてたら
ガンッ–––
「いたたたた」
フラついて私は地面に倒れる。
思いっきり電柱にぶつかるなんて恥ずかしいにも程がある。
すると、誰かが私の前にきた。
「大丈夫 か?」
そう優しく声をかけてくれたのは和人だった。
そしてそっと手を差し出してくれた。
「ありがとう。でも、このくらい平気。」
でも私は相変わらず無愛想だった。
あのことがあって以来和人とは話すこともなくなった。
目を合わせたら即逸らすし、教室でもなるべく近くには寄らないようにしていた。でも日直はサボれないので仕方なく無言で仕事をしていた。
それでも、和人はたまに話しかけてくれていた。
「でも、おでこ赤くなってんよ? てか、電柱にぶつかるなんて…笑」
笑 わ れ た 。あの和人に。
ガンッ–––
私は無意識に和人の大事な息子さんを足で蹴っ飛ばしてやった。
「あんた、私に恥をかかせるつもり?もう早くどっか行ってよ」
すると和人は嬉しそうな顔で私を見ていた。
「こうして話すのいつぶりだろうな。やっぱ、美希はおもしろいよ。俺を笑顔にしてくれる。」
「あ、ありがとう。あのさー、今まで無視しててごめん。もっとちゃんと向き合って話すればよかった。あの時の私はすごく必死だった。何かを恐れて、どこか心が弱ってた。ほんと情けない。和人のこと傷つけちゃったのに、私は自分のことしか見えてなかった。いや、見てなかった。」
「いいんだよ。俺だってあの時はイライラしててつい余計な事まで言ってさ、美希を怒らせた。」
「でも、そんなになっちまうくらい俺はお前が好きだった。今の距離よりも俺の知らない遠いとこに行っちゃいそうで怖かった」
「俺と付き合ってほしい。俺、今まで女なんてヤれればいいと思ってた。でも、美希と出会って初めてこいつとずっと一緒にいて笑いあっていたいって思ったんだ。だから、これからも一緒に笑いあっていこーよ。」
なんで急に告白されなきゃいけないワケ!?
私には亮介がいるってしっているはずなのに。
俺なら勝てるとでも思ったのかよ。
なんてこと考えてたら、亮介とのデートが終わっちゃった。
「美希。」
「ん? んんっ」
なんで急にキスなんて。
「別れよう。俺たちもうやっていけない」
「どうして。?」
「最近お前、なんか変だよ。俺といても楽しくなさそうにしてるし。もう嫌いなの?」
「そんなことないよ。ただ、ちょっとね。私もそろそろ別れるのかなって思ってたから。」
––––––これでよかったんだ
次の日からは、亮介。いや、亮介先輩とは会話することは一切なかった。
すれ違うことすらもなくなった。
今まで付き合っていたことが嘘みたい。これからは一匹狼かな。ってゆーか友達になんて言おう。
そんなこと考えてたら
ガンッ–––
「いたたたた」
フラついて私は地面に倒れる。
思いっきり電柱にぶつかるなんて恥ずかしいにも程がある。
すると、誰かが私の前にきた。
「大丈夫 か?」
そう優しく声をかけてくれたのは和人だった。
そしてそっと手を差し出してくれた。
「ありがとう。でも、このくらい平気。」
でも私は相変わらず無愛想だった。
あのことがあって以来和人とは話すこともなくなった。
目を合わせたら即逸らすし、教室でもなるべく近くには寄らないようにしていた。でも日直はサボれないので仕方なく無言で仕事をしていた。
それでも、和人はたまに話しかけてくれていた。
「でも、おでこ赤くなってんよ? てか、電柱にぶつかるなんて…笑」
笑 わ れ た 。あの和人に。
ガンッ–––
私は無意識に和人の大事な息子さんを足で蹴っ飛ばしてやった。
「あんた、私に恥をかかせるつもり?もう早くどっか行ってよ」
すると和人は嬉しそうな顔で私を見ていた。
「こうして話すのいつぶりだろうな。やっぱ、美希はおもしろいよ。俺を笑顔にしてくれる。」
「あ、ありがとう。あのさー、今まで無視しててごめん。もっとちゃんと向き合って話すればよかった。あの時の私はすごく必死だった。何かを恐れて、どこか心が弱ってた。ほんと情けない。和人のこと傷つけちゃったのに、私は自分のことしか見えてなかった。いや、見てなかった。」
「いいんだよ。俺だってあの時はイライラしててつい余計な事まで言ってさ、美希を怒らせた。」
「でも、そんなになっちまうくらい俺はお前が好きだった。今の距離よりも俺の知らない遠いとこに行っちゃいそうで怖かった」
「俺と付き合ってほしい。俺、今まで女なんてヤれればいいと思ってた。でも、美希と出会って初めてこいつとずっと一緒にいて笑いあっていたいって思ったんだ。だから、これからも一緒に笑いあっていこーよ。」
