僕の日々を染めた人

気づいたら、あたりは騒然として、


みんなが俺を見ていた。


目の前にはボコボコになった男子高校生5人。


しまったと思ったときには、もう遅かった。


自分の手のひらに、血がついていた。


そして、あの光景がフラッシュバックする。


「遥……………………」


ココロと太一がお化けを見たような目で俺を見ていた。


大人たちが、騒ぎ立て、警察も来た。


何もかも、他人事のようだった。


何もかも、俺をすり抜けて。


そこに俺は、ただ呆然と立ちすくしていた。