僕の日々を染めた人

俺だって必死で普通どおりにやってるつもり。


なによりきっと、葵の方が辛いだろうから。


「今日、マック寄って帰ろーぜ」


太一は俺を気遣ってくれたのか、寄り道して帰るかーと言ってくれた。


「ココロも誘うか」


「うん。」


俺は‘’いつもどおり‘’そっけなく、返事をした。






「人、少なくね?」


「こんくらいがちょうどいいよー」


太一とココロ、いつの間にこんなにらぶらぶになってたんだ。


本当に彼女と彼氏みたいな。


気づかなかったな、自分の事ばっかで。


「んじゃ注文してくるから遥とココロ、待ってて」


「ありがとー」


俺らは声をそろえて行って、入口から遠く離れた席に座った。


「ひまびさマックうんまー!」


「がっつきすぎだってば!」


「ははは、うんまー」


葵が入院してから、俺はなんとなく、このメンバーでいるのを拒んでいた。


葵がいないことを改めて実感しそうで。


でも、二人も同じみたいだった。


「………………さみしいね、なんか」


ココロがぼそりと呟いた。


そのとき、隣に他校生だと思うチャラチャラした男子高校生が、5人くらい座った。