僕の日々を染めた人

「相変わらずスマイルだな」


後ろから肩をポン、と叩かれた。


佐々木太一。


俺と同じクラスで、中学の時からの親友。


俺の家庭事情を全て知ってる、唯一の存在。


「普通だって。」


「よく疲れねぇなぁ、毎日そんな笑顔で。

てゆか、うらやましいわぁ、そんなにカップケーキもらってため息付けるとか」


太一は俺の手にあるカップケーキを見つめて言う。


「俺なんか6個だぞ。」


それでも多いほうだろ………………


「………………あげる。」


「まじ?ってあー、食えねぇのか」


コクン、とうなずいた。


もう少し苦い、コーヒー味とかなら良かったのになぁ。


俺は気持ちだけ受け取ることにする。