僕の日々を染めた人

「遥。今日一緒に日直」


後ろから声をかけてきたのは、葵。


声は嬉しそうだけど、顔はいつもどおり。


ほんとに、読み取りにくい。


でも、少しだけ、少しだけだけど、葵の読み取りにくい表情も、読み取れるようになった。


「うん。やったー」


俺ははははって笑って、葵の頭をなでた。


葵は自分が長身なことをすごく気にしている。


でも、俺はもーっと長身だから、葵は俺と並ぶことや頭をなでられることが、すごく嬉しいみたい。