僕の日々を染めた人

「子猫、どうしよっか。」


背の高い遥を見上げたら、「うーん」って言いながら、私が持っていた傘を取った。


…………………………さりげなく優しいよね。


そんな遥の行動にもキュンとして、すぐに我に返る。


本当にどうしよう。この子猫。


うちじゃ飼えないし、花ちゃんも無理だし…………。


「俺。」


「え?」


「俺、飼おっかな」


「え?」


え、えええ?遥、今、飼うって………………


「そんな驚くこと?」


ポケーっとした顔で私に問いかけた。


あまりに突然の、想定外の言葉に驚きまくってますよ私。


「…………飼えるの?」


「え?うん。」


えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。


即答。


だ、大丈夫なの?


飼ったこと、ないよね?


「…………本とか見たら、なんとかなる、と思うよ」


あぁー。この笑顔反則。


こんな笑顔見たら、もう、なんにも言えないじゃん。


なんとかなりそうって思っちゃうじゃん!