「何やってるのあなたたち!!」
担任の若教師、花ちゃんこと森松花笑先生に怒られた。
「遅刻したあげく猫を拾ってくるなんて………………」
はぁーっと、大きなため息を吐いた。
「だって、かわいそうだったし。」
「…………先生飼ってくれませんか……?」
葵が上目遣いで花ちゃんにお願いした。
「だって…………私んちすでに動物だらけで………………」
そう。花ちゃんちには、すでに、
怪我した鳥、猫2匹と、俺が拾ってきた動物が住んでいた。
俺が拾ってくるたびに、花ちゃんに引き取ってもらっていたから。
「さすがに…………旦那さんがねぇ……」
花ちゃんはまだ30歳になったばっかだけど、
4年前にイケメンな彼氏さんと結婚した。
花ちゃんのノロケ話を聞く限り、かなり優しくてしっかりした人。
そんな旦那さんは、拾って帰るたびに、
「優しい生徒さんなんだねぇ」って許してくれてたらしい。


