僕の日々を染めた人

「もしもし…………」


一本の電話。


なかなかならないうちの電話。


あの日は珍しく、しつこくなっていた。


3度目くらいで、確か宿題中だった俺は電話に出た。


「あのね………………お父さんね…………」


女の人の声。


この人の名前は父さんの妹の希美さん。


「………………亡くなったって。」


『高花総合病院』


急いでバス停に走って、3分後くらいにきたバスに乗って向かった。


希美さんは泣いていて、なんて言ってるのかよく聞き取れなかった。


「………………遥くん………………」


涙で顔がぐじょぐじょの希美さん。


『働きすぎの、疲労死。』


お医者さんはそう言ってたっけな。


なんだよ、疲労死って。


そんなんで人って、死んじゃうのかよ。