僕の日々を染めた人

うぅ……………………


さすがに俺も男ですから。


我慢の限界ってやつが…………そろそろ。


早く駅つけ〜………………早く〜…………


そう思ってたら案外早いもので、


スーツを着た人たちは電車を降りていった。


「…………ごめん。あの、」


「ありがと。」


え?お礼言わなかった?


葵は何事もなかったかのように椅子に座ったけど、


めちゃくちゃ顔赤い。


「素直じゃないなぁ。」


「う、うるさいっ」


俺は思わず、笑ってしまった。