僕の日々を染めた人

俺の視線に気づいたらしく、眉間にしわを寄せていた。


「いや、なんでもないよ。」


そう答えたら、少し頬を膨らまして、ココロにくっついていった。


みんなで昼ごはん食べて、まだ映画まで時間あるらしいから、


ゲーセンによった。


なんか、星乃がすげー、クレーンゲームを見ていた。


何?やりたいのかな?


「葵ちゃん、あれ好きなんだよ」


ココロが小さな声で教えてきた。


あれ?あのなんか、うさぎみたいなやつ?


もふもふしてそーな。


「俺、得意だよ。」


「えっ」


星乃の腕を掴んで、多少強引につれていった。


俺は百円入れて、普段なら絶対使わない集中力を一気に使った。


はい、一発。もふもふうさぎげっと。