僕の日々を染めた人

「えっ……………………」


「俺が葵のことを好きだからだ」


え……………………?


コイツ、『葵』って…………


「お前はもうあいつには会えないんだろ?」


俺はつばを飲み込んだ。


頬には相変わらず汗が流れる。


「お前は弱虫だな」


俺の首筋には、嫌な汗がつたった。


弱虫…………………………


そのとおりだと思った。


俺は二週間も、葵に会いにいく勇気がなくて現実から目をそらし続けていた。