「おはよう。」


どの先生もそう言って、肩をポンポンと叩いた。


「花ちゃん……………………」


「あ、おはよう!調子はどう?」


「うん、大丈夫。」


「そっか!………………星乃さんのところ、行った?」


「…………………………」


「そう。行ってないんだ。」


花ちゃんは、一瞬悲しそうな顔をしたようにみえた。


「遥くん。行かなきゃ。伝えなきゃ。

それが、星乃さんのためなの。

星乃さんを守りたいんでしょ?

いつまでウジウジしてるの!?」


花ちゃんは、感情をむきだしにして、俺の腕を掴んだ。


泣きそうな顔をして言った。