僕の日々を染めた人

「え?」


びっくりしすぎて、情けない声が出た。


お見舞いに来た担任の花ちゃんから聞かされた話。


それは、信じ難いものだった。


『遥が人を殴った』


「ちょっ…………遥が?

なんかの間違いじゃ…………」


「間違いなんかじゃ、ない。

遥くんは、人を、殴った。」


花ちゃんは、苦しそうに、ゆっくりと、そう言った。


「詳しくは、本人から聞いて。

遥くんも、自分で言いたいはずだから。」


そう言って、花ちゃんは帰っていった。


今日は、花ちゃんはかかさずかえてくれる花の水も、かえ忘れていた。