「太陽の事、愛菜が1番わかってるでしょ。

助けてあげなよ。いいやつだから。」


そう頭に手を乗せられた。


「あのね、私ー…。
太陽の事心配で、何とかしたいって思って
考えて考えて考えて…。

そしたら何か胸が痛いの。」


あやふやな説明だけど
愛子さんはちゃんと聞いてくれてた。


「太陽の事、好きなんだね。」


好きー…。
その言葉最近何度か聞いた。


「その気持ち大事にしなよ。」


「うんー…。」




「じゃあね、愛菜!!
赤ちゃん産まれたら遊びに行くから!!」


手を振って愛子さんは
車に乗り込んだ。


「待ってる。」