それでも愛してる。





その反応はどんな意味なの?


「愛菜…。」


なんか…バカバカしくなってきた。

私はドアから離れた。
太陽はお邪魔しますと玄関に立ち尽くす。


「さっき聞いたの。
太陽が愛子さんの事が好きなんだって。」


何か吹っ切れたかのように
私は穏やかだった。


「あれでしょ。私と話してたのも
愛子さんのためだったんでしょ。」


「違っ…。」


言いかけてやめた。


「…。ちがくないじゃん。」


きっと今私、すごい怖い顔してるんだろうな。


「人を利用するような事して
そこまでして愛なんかを手に入れるの?」


黙っている太陽。


「愛なんてそんなもの幻だよ。」


その言葉。

前に聞いた事がある。


あぁそっか…。
あの時だ。