それでも愛してる。





「ー…。なに?これ」


マロンを片手に抱き抱え
ゴミ箱から【ソレ】を拾った。


「妊娠検査薬…。」


それは確実に妊娠検査薬の箱だった。

中身はなくてこれが
どうゆう事かも気づかなかった。


ただ、胸騒ぎがしたんだ。


何かとんでもない事が
起きているのではないかと…。


「マロン…。これってどうゆう事かな?」


箱を元に戻し電気を消した。


ソファーに腰掛け
マロンの背中を撫でる。


愛子さんには彼氏がいるなんて
聞いたことなかったし
仕事が終わるとすぐに
帰って来るから


妊娠検査薬なんて必要ないのに…。


「マロンー…。」


何も聞かされていないから
こんなに遅い時間まで帰って来ない
愛子さんの事で頭がいっぱいになった。