それでも愛してる。





あっと言う間に
マンションにつき


私達は別々の部屋の鍵を回した。


「じゃあね」


「また明日」


私は靴を脱いで
真っ暗な部屋の電気をつけた。


「あれ、愛子さん帰ってきてない」


いつもなら帰って来てるはずの
愛子さんがいなかった。


「おっ、マロンただいま」


背中を撫でるとゴロりと
足元にお腹を出して甘えるマロン。


「よしよし可愛いね。
ところで愛子さんは?」


マロンにそう尋ねると
愛子さんの部屋へと入って行った。


「ちょ、こら!!そこはダメでしょ?」


いつも個人の部屋には立ち入らない事が
約束だった。


「マロンー…。」


暗い部屋の中に入って行った
マロンを早く出そうと

悪いとは思ったけれど
部屋に入った。


「失礼します…。」


真っ暗で何も見えないから
電気のスイッチを探すため壁をなでた。


カチっと灯りがつくと
綺麗に整頓された部屋のゴミ箱に向かって
きゃんきゃんと鳴いている
マロンを抱き抱える。


ふと、ゴミ箱の中身に目がいった。