「何これ…。」
立ち尽くす私を見て
どこからかクスクスと
小さな笑い声が聞こえる。
もしかしたらみんなで
笑っているのかもしれない。
私の視線の先には
床に散乱したご飯やおかず。
折られた箸。
「ー…。」
足音が聞こえた。
「鈴野のお弁当だったの?」
「ごめんね?ゴミだと思って落としちゃった」
そう言って私のお弁当を
床に散らばったご飯を踏みつぶした。
その2人の女の子の顔を見ると
大笑いしていた。
その時何かがプチんと切れた。
そうか。
これが怒りか…。
今までずっと堪えてた何が
この一瞬の出来事でぷつりと切れた。

