私の恋は間違いでしたか?

それから、ちえちゃんにはなにも言えないまま月日がたった。

ちえちゃんは私がざっきーとLINEしていることを知らないし、もちろん近藤さんとLINEしていることも知らない。

私は自分の話をほとんどちえちゃんにできなかった。

そんなある日、ちえちゃんから別れたと報告があった。

一方的に振られたと言っていた。

二人が別れたのは自分のせいかと思ったが、時間の問題だったと言い聞かせた。

しかし近藤さんからは、追い打ちをかけるようにこんなLINEが来た。

”勇作、本気でれいちゃんのこと好きみたいだよ。”

どうして?どうして私を苦しめるの?

みんな嘘をついてるの?何が本当なの?

私はこれからも、ちえちゃんに嘘をついて過ごさなきゃいけないの?

苦しかった。胸が苦しくて、もう何も信じたくなかった。

”近藤さんは、私にどうしてほしいんですか?”

近藤さんはなんとなく、私の味方でいてくれるような気がした。

”勇作の気持ちに応えたいなら、俺はもう君にLINEしない。俺は妻子持ちだから何も口出しできないよ。”

ショックだった。見捨てられた気がした。

そのあとざっきーからLINEが来て、別れたと報告された。

知ってるし。だからなんなの?

もう誰も、関わらないでほしい。

でもざっきーは、それを許してくれなかった。

毎日のようにLINEをしてきて、私の心に入ってきたのだ。