曖昧な関係




それに、みなとは一度チラリとこちらに目を向けた。






「あのなぁ、何時に来るとか言えよ。俺にも1日の予定ってもんがあるんだよ。お前のことは後回し」





クソガキ



そう付け足してなんともなかったような顔でまたカチカチとキーボードを打ち始めた。





まあ、いきなり来たんだから、しょうがないよねぇ、うん。





「ねえみなと。彼女できた?」



「…。」



「今日って、彼女とのデートの予定があったの?」



「…。」




駄目だこれ。



わざとらしく溜息をついた。