曖昧な関係






「みなと!ねえ、みーなーとー!」




パソコンで疲れてしまったのか、完璧に熟睡している。





ふと目がいってしまう、みなとの唇。






こんなに起きないなら、平気、かな。






恐る恐る、顔を近づけていく。


きめ細かな肌がアップになっても毛穴が見えない。


バレませんように、

バレませんように、






あと1cmという距離。





「や、やっぱり無理!!!!!!」







変態だ私!
理性をもて!馬鹿!




「ん〜、うる、せ、…」




ハッと気付くと、みなとは目を覚ましたらしく、今のキス未遂がバレてしまっていないか不安になる。


大丈夫、バレてない。