暗くて寂しい

ベッドに潜り込んで携帯を握りしめた

液晶から表れるのはチャットの画面。

ここでは私は一人ぼっちじゃない
ログインさえすれば

みんながいる。
人は仮想ごっこだと笑うかもしれない
けど画面の向こうには確かに相手がいて

暖かい言葉があって
優しさがある

私の言葉に耳を傾けてくれる
優しい言葉をかけてくれる


私が見えないように扱うクラスの奴とは大違いだ。

ここだけは唯一1人ぼっちじゃないと思える

私の望んだ世界がここにある
私と世界とを繋ぐ小さな電話をぎゅっと握りしめた