気がつけば貴方に....。

「華奈〜♪今日こそお茶行こうよ」


「いいよ」


特に断る理由も無かったので、昨日行けなかったお茶に行くことにした。


「でさ〜....」


何故だろう。由香里の話が全然頭に入ってこない。

由香里の話に限らず、最近私はボーッとしがち


「華奈。聞いてる?」


「えっ、ごめん」


「どうしたの?悩みあるなら聞くけど。」


「悩みなんてないよ...」


「嘘ばっか。言ってごらん。」


「悩みってゆうかさ、昨日由香里と先輩が話してるとこ見たの。」

「そしたらさ何か胸が急に苦しくなったといいますか...」

「まあ、この前のがちゃんと治ってなかったのかな?」


「華奈。それ、恋じゃない?」


「そうかもね。って、えぇぇ!!」


私は由香里が発した「恋」と言うフレーズに免疫が無かったのかわからないが、体が反応していた。

みるみるうちに私の顔は赤く染まった。


「やっぱそうなんだ♪」


「誰があんな奴!」


「私「誰」なんて一言も言ってないよ?」


私はまんまと由香里の罠にはまったようだ。


「今、誰のこと思い出したの?」

「蓮でしょ」


「は、はぁ!!」


その名前が出てしまったら、何も言い返せない。


「やっぱりそうなんだ」と由香里が嬉しそうな顔で言う。


「そんなわけ無いじゃん!」


「その顔で言われても説得力ないよ」


そう言うと由香里は私の顔の前に手鏡を出してきた。

私の顔は自分でも驚くほどに赤い。

今世紀最大の赤さだ。