もしかして、私はリビングのドアの前で鞄をあけ、せんせいから受け取った手紙を開ける。


そこには・・・S県の大学病院の推薦状。
と、手紙。


{沙菜さんのお母さん、お父さん。


先ほどは急にお電話してしまい、申し訳ございませんでした。


沙菜さんなんですが、沙菜さんの病気がいよいよ進行し始めました。


本人はわかっていません。


どうか、うまく話をつけてこの大学病院への入院をお願いいたします。


沙菜さんはとても明るい女性で、私はこの笑顔を奪っていく病気を心か恨んでいます。


ですが、そんな病気にも沙菜さんには負けてほしくありません。


どうか、沙菜さんの力に、支えになってあげてください。


また、後日、病院でお待ちしております。}


病気の進行?


入院?


私・・・治らないの?


私は廊下に倒れるように座った。


どうして・・・