「あんたみたいな安女お断り」


「安い女って・・・沙菜ちゃんに比べたら・・・


「沙菜と比べたら、なに?自分が沙菜よりかわいいと思ってんの?顔もぶすなら、
性格もぶすなんだ」


「し、失礼な・・・!」


「失礼なのはどっちだよ。」


俺はそいつにだけ聞こえるように言った。


「沙菜は、お前なんかと比べ物にならねーくらいかわいい。もう二度と俺の前に現れるな」


そう言い残し、教室へ向かって歩いた。