「どう?」

「似合ってる!」

「ありがとう」

「背が高いから制服スカート短いね」

「零優…は身長何センチなの?」

「ん?160だよ?」

私は何センチだろう。
165かな?

「行こう!」

「うん。」

テクテクテク

「うわ、」

「なに?」

「一番強い族の総長だ。早く行こう!」

「喧嘩売ろかな?」

「辞めよう。」

「うん。」

「さて行こう」

「うん」

「あーっ!」

「「な、なに?」」

「君達さ俺らと一緒の高校だよね?」

「あ。はい。」

「そうだけど。何?」

「ちょっ!蘆花!」

「へぇ。君。蘆花って言うんだ。」

「それが?」

「蘆花ちゃんさ、俺らのこと知んないの?」

「知らないけど?」

「えーっ!珍しーい」

「そーだねー」

「ちょい調子乗りすぎじゃない?」

「知らない。零優。行こう。」

「待って…!おいてかないでーっ!」

ガンッ

「あいつ等…この俺様が喋りかけてあげたのに。」

「何してんだよ」

「壁殴った。」

「ったく。早く学校行くぞ。」