「俺は…好きな子がいる…
叶わないけどずっと好きなんだ…」
「そう…なんですか…」
返事を聞いて胸が痛くなった。
そこで気がついた。
私は颯斗さんが好きだと。
颯斗さんの好きな女の子を想像している時の顔がとても切なくて、その時の私は何も言えなかった。
私がもう少し彼に近かったら、歳がもう少し近ければと考えてしまった。
「ごめん!
なんか暗くなっちゃったね…
さ、続きしていこう?」
詳しくは話せないみたいだ。
私も深入りすることをせず、続きの勉強を始めた。
やっと自分の気持ちに気付けたのにきっと叶わない。
まるで颯斗さんと同じ…
颯斗さんが今の恋に諦めがついてもきっと私の事は好きにならないだろう。
せいぜい妹止まり…
なら…私は颯斗さんの悩みを聞いて、出来る限り颯斗さんの恋が叶うように協力しよう。
再び勉強を始め、静かになった部屋で考えていたいた。

