好きだったよ。



「優菜…ありがとう」


悠也くんは微笑んで手を私の方へ伸ばし…かけたがその手を止め困ったように笑い目をそらした。


「…悠也くん……?」


「優菜、あの人と今どんな感じ?」


あの人…颯斗さん?

颯斗さんは啓くんのお兄ちゃんなんだよね…
だから相談は啓くんがのってくれるって言ってたから…


「…特に何ともないよ」


少し罪悪感を感じた。
悠也くんには全て話すとあの時決めたのに。


「そっかぁ…
まぁ好きな人がいる奴になかなかアタック出来ねーよな
しかも叶わない恋なんだろ?」


「うん…」


私は窓の外を見る。

雲一つ無い綺麗な青空。

今、貴方は何しているんだろう?

学校にいてもこんなことばかり私は考えてしまう。