「おぉ、平野も高橋も助かる
じゃあ体育祭の実行委員は2人に任せるな
何か困った時はすぐに相談しに来いよ」
後は任せた、そう言って担任は職員室へ戻っていく。
「…じゃあいろいろ決めるか!」
悠也くんが先に立ち上がり教卓に行ったので私も慌てて後ろを付いていく。
「んじゃ、みんなが出る種目決めていこうと思う!
出たいのがあるやつは今から種目言っていくからその時に手あげてってくれ」
悠也くんはパパッと決めていく。
クラスのみんなと仲がいいからあっという間にクラスの中心になっていた。
しかも当たり前のように。
悠也くんには人を惹き付ける才能があるんだと思う。
私にとっても悠也くんはとても大切な人だし、異性なのにずっと友達付き合いが出来ているのは悠也くんの人柄の良さなんだと思う。