好きだったよ。




「そうだよ
颯斗さんには好きな人がいて叶わない恋をしてるって聞かされたの」


今思い出してもあの時の胸の痛みがやってくる。


「それなのにまだ…?」


私は苦笑いをすることになった。


「どうしても…諦められないんだ…
私も諦めが悪いみたい」


私は他の男の子を見る気が無いらしい。

言葉にして分かった。


「優菜はさ、颯斗さんの好きな人知ってるの?」


「昨日知ったよ
その人見たもん…綺麗な人だった」


なのに諦めきれないのは颯斗さんの好きな人がお姉さんだからかな?


「何なんだよ~…
それじゃあ、2人とも片想いってか?」


悠也くんはドーナツを食べ終え、机に項垂れる。