教室に入り、友達に挨拶する。
そして席につき、悠也くんから挨拶してくれる。
「おはよう」
これが高校に入ってたから毎日、当たり前のように続いている。
「なぁ」
「ん?なに?」
私は首を傾げる。
「昨日一緒にいた奴って…彼氏…?」
…………。
あぁーーー!!
昨日悠也くんと会ったの忘れてた!!
昨日は最後がいろいろインパクト強過ぎてそれまでの事を忘れてしまっていた。
「で、どうなんだ?」
気がつくと悠也くんが凄く近くに迫っていた。
「ゆ、悠也くん近い!!」
肩を押して距離をとる。
それでもじーっと見つめられているままなので私は話す事にした。
「…颯斗さんはそんなんじゃないよ…
たぶん妹みたいに可愛がってくれてるの」
窓の外を見て話す。
「…優菜ってその人が好きなの?」
どうしてそれを!?

