颯斗さんと出かけた翌日。

今日も学校があるので用意をする。



昨日、あれから…




颯斗さんは無理に笑顔を作って今日は話せるのここまで、と言い私を車からおろした。

最後にはごめんね、また連絡する、そう言って車を出したのだった。

お姉さんの近くの交差点を颯斗さんの車が通り過ぎたとき、お姉さんが気づいて乗せて帰ってもらえばよかったと言っていた。


そんなお姉さんを見て私は、羨ましいと思った…




「まぁ恋なんてそんなものだよね…」


そんな事を思っていると時間が迫っているのに気づき、昨日貰ったピンをつけて用意を済ませてから家を出た。