好きだったよ。



「あ、その人はね…」


説明しようと口を開いた時だった。


「あれ?
優菜ちゃん、その男の子は?」


颯斗さんが帰ってきてしまった…!!


「あ、その、この子はさっき言った入学式前に出来た友達です!」


颯斗さんへはすぐに説明が出来る。

さて悠也くんへはどうしようか、そう考えていた時だった。


「俺は優菜ちゃんの元家庭教師の高橋颯斗です
君の事は今さっき優菜ちゃんからたくさん聞いたよ
これからも優菜ちゃんと仲良くよろしくね?」


私の頭を撫でながら言う颯斗さんに、少し幸せを感じてしまった私。


「…そうなんですね!
あ、じゃあ俺はそろそろ行かないとダメなんで戻ります!
もちろん優菜とはこれからも仲良くしますよ」


そう言って私に手を振りお店を出て行った。