「優菜!」


振り返るとそこには悠也くん。


「どうしたの?」


「いや今日さ、よかったら放課後遊び行かないかって思って。
クラスのメンバー誘ってカラオケ行こうって言ってんだけど…どう?」


行きたかったけど…


「ごめん、今日は用事あるんだ!
また誘って?」


すると悠也くんはそっかぁ…と、少し落ち込んでしまう。

けれどすぐに元に戻り、


「今度は行こうな!」


そう言ってくれたので私は笑って頷いた。

悠也くんが去った後、携帯が震えて連絡が来た。

どうやらもう着いてしまったみたいだ。

私は少し急いで颯斗さんの元へ向かった。