第1巻 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~

side:セルリア
意識が戻ると、俺は何故か床に倒れていた。
倒れた衝撃だろうか、体が痛い。

俺は頭を押さえながら、立ち上がった。
テーブルの上には1人分のフレンチトーストが、残されている。


「それ、セルリアの分。」


背後でテーブルの声がした。
振り向けば、ソファーに仲良くディーブとサラフィリアが座っているのが見えた。

何時の間に仲良くなったんだよ。
取り敢えず、俺は椅子に座って少し遅めの昼食をとった。