“何?セルリア?”


ケビンの声が頭の中で響いた。


“記憶共有してんだろ。”

“僕がやらなきゃ駄目なの...。”


面倒臭そうにケビンが言う。
そう言わないでくれ。


“新しい本買っておくからさ、いいだろ?”


仕方ないな、といった感じでケビンは溜息を吐いた。


“約束だからね。”


そうケビンが言うと、俺の意識が暗闇の中へ溶けていった。