side:ケビン
目を開けば知らない人達に、囲まれていた。
周りを見回せば夜で、他に人影が見えない。突然、しかも今の今まで意識の奥で眠っていたので、セルリアが何をして何をしていたのか解らない。
手を見れば何故か黒い鞭を持っているし、目の前にいる男の人は腕が血だらけだし...。
セルリア、今まで何をしていたの...?
「眠らない、だと...。なんてタフさだ。」
男の人の背後から可愛い黒髪の女の子が出て来た。
「イモムシ、違う...。白ウサギだよ。」
「へ?...あの、白ウサギ?どう言う意味ですか?其れと腕、大丈夫ですか...?」
男の人が変な物でも見るかのように、僕を見ている。
僕は変な事言ってしまったのだろうか...。
「お前がやったんだぞ...。」
「えっ!?セセセルリアがやったんですかッ!!?すいません!!!すいません!!」
僕は何度も頭を下げて謝った。
セルリアの馬鹿~~っ!!また関係ない人に暴行加えたのッ!?
挙句の果てに眠っちゃうなんて、馬鹿、馬鹿、馬鹿!!!
「止めろ。...人が変わったみたいだな。薬の影響か?」
「薬?...僕風邪引いてたんですか。」
男の人は呆れた顔で僕を見る。
また変な事言ったの、僕は...。
今、どう言う状況なの。解らない、今この場所さえ解らない。
「白ウサギ...。着いて来て...、貴方を招待する。」
「だ、そうだ。...私はイモムシ、本名はアルバーレ・ルコルス。白ウサギ、君は?」
「ぼ、僕ですか...。何だか状況がよく解らないんですけど、えっと...僕はケビン・エストロス。
宜しくお願いします。アルバーレ・ルコルスさん。」
女の子が僕の手を引く、後ろから手を怪我している女の人が来た。
この人もセルリアがやったのかな...。
「ったく...。白ウサギ、あたしはハートの女王。本名はミシェル・ディアマンテ。」
「よ、宜しくお願いします...?」
ミシェルさんとても怒ってる...。セルリア、僕は如何すれば良いの。
僕の手を引く女の子が、白ウサギのぬいぐるみを抱きかかえて、喋り出した。
「私はアリス。本名は...スラファ・カナハス。
宜しく、白ウサギのケビン。」
「ど、どうも...。」
何だかよく解らないけど、この人達と仲良くなっていってる気がする。
これで良いのかな...。
僕の不安とは裏腹に、この人達は僕を何処かへ連れて行く。
目を開けば知らない人達に、囲まれていた。
周りを見回せば夜で、他に人影が見えない。突然、しかも今の今まで意識の奥で眠っていたので、セルリアが何をして何をしていたのか解らない。
手を見れば何故か黒い鞭を持っているし、目の前にいる男の人は腕が血だらけだし...。
セルリア、今まで何をしていたの...?
「眠らない、だと...。なんてタフさだ。」
男の人の背後から可愛い黒髪の女の子が出て来た。
「イモムシ、違う...。白ウサギだよ。」
「へ?...あの、白ウサギ?どう言う意味ですか?其れと腕、大丈夫ですか...?」
男の人が変な物でも見るかのように、僕を見ている。
僕は変な事言ってしまったのだろうか...。
「お前がやったんだぞ...。」
「えっ!?セセセルリアがやったんですかッ!!?すいません!!!すいません!!」
僕は何度も頭を下げて謝った。
セルリアの馬鹿~~っ!!また関係ない人に暴行加えたのッ!?
挙句の果てに眠っちゃうなんて、馬鹿、馬鹿、馬鹿!!!
「止めろ。...人が変わったみたいだな。薬の影響か?」
「薬?...僕風邪引いてたんですか。」
男の人は呆れた顔で僕を見る。
また変な事言ったの、僕は...。
今、どう言う状況なの。解らない、今この場所さえ解らない。
「白ウサギ...。着いて来て...、貴方を招待する。」
「だ、そうだ。...私はイモムシ、本名はアルバーレ・ルコルス。白ウサギ、君は?」
「ぼ、僕ですか...。何だか状況がよく解らないんですけど、えっと...僕はケビン・エストロス。
宜しくお願いします。アルバーレ・ルコルスさん。」
女の子が僕の手を引く、後ろから手を怪我している女の人が来た。
この人もセルリアがやったのかな...。
「ったく...。白ウサギ、あたしはハートの女王。本名はミシェル・ディアマンテ。」
「よ、宜しくお願いします...?」
ミシェルさんとても怒ってる...。セルリア、僕は如何すれば良いの。
僕の手を引く女の子が、白ウサギのぬいぐるみを抱きかかえて、喋り出した。
「私はアリス。本名は...スラファ・カナハス。
宜しく、白ウサギのケビン。」
「ど、どうも...。」
何だかよく解らないけど、この人達と仲良くなっていってる気がする。
これで良いのかな...。
僕の不安とは裏腹に、この人達は僕を何処かへ連れて行く。


