「可哀想なマーシャル...。其れは騙されたんだよ。」
今にも泣き出しそうな目で床を見つめるマーシャル。
「だからね、マーシャル。そんな悪い人達には、罰を与えなきゃ駄目なんだ。」
再びマーシャルの口が動く。
《ばつ?》
「そうさ!罰さ!!マーシャルの気持ちを踏み躙った悪者に罰を与えなきゃ!!
マーシャルが可哀想だろ。」
涙で潤んだ瞳を擦りながらマーシャルは俺を見た。
「如何するの?」と言いたげな眼差しに、俺は応えた。
「マーシャル。この包丁を持って」
俺が台所から持ってきた包丁をマーシャルに持たせた。
包丁を持ったマーシャルの手を俺の手で包み込む。
「マーシャル...。もしあの悪者達がもう1度此処に来たら、隙を突いてこの包丁で切りつけるんだ。
怪我させる程度じゃ駄目だよ。
ちゃんと殺すんだ。出来るかい?」
またマーシャルの口が動いた。
《そしたら かなしいの なくなる?》
俺は包丁に気を付けながらも、マーシャルを抱きしめた。
「あぁ、そうだよ。前“殺った”時悲しいの無くなっただろ。」
そう言うとマーシャルは俺の肩の上で確かに頷いた。
今にも泣き出しそうな目で床を見つめるマーシャル。
「だからね、マーシャル。そんな悪い人達には、罰を与えなきゃ駄目なんだ。」
再びマーシャルの口が動く。
《ばつ?》
「そうさ!罰さ!!マーシャルの気持ちを踏み躙った悪者に罰を与えなきゃ!!
マーシャルが可哀想だろ。」
涙で潤んだ瞳を擦りながらマーシャルは俺を見た。
「如何するの?」と言いたげな眼差しに、俺は応えた。
「マーシャル。この包丁を持って」
俺が台所から持ってきた包丁をマーシャルに持たせた。
包丁を持ったマーシャルの手を俺の手で包み込む。
「マーシャル...。もしあの悪者達がもう1度此処に来たら、隙を突いてこの包丁で切りつけるんだ。
怪我させる程度じゃ駄目だよ。
ちゃんと殺すんだ。出来るかい?」
またマーシャルの口が動いた。
《そしたら かなしいの なくなる?》
俺は包丁に気を付けながらも、マーシャルを抱きしめた。
「あぁ、そうだよ。前“殺った”時悲しいの無くなっただろ。」
そう言うとマーシャルは俺の肩の上で確かに頷いた。


