あれから俺達は家へ帰った。
サラフィリアが爆弾を爆発させた直後は、本気で原型を留めない状態まで切り刻んでしまおうと思ったが、今ではそんな感情など一切無かった。

奇抜な見た目とは違い、中身は割と大人しい人間だった。性癖は大人しいとは言えないが...。



家に辿り着くと俺は疲れの余り、本能的に自室のベッドへと直行した。
ふんわりと肌触りの良いベッドのシーツは、俺の疲れを優しく包んだ。自然と落ちてきた瞼に逆らうことなく、俺は目を閉じた。

何だか、いい夢が見れる気がした。