「あっ、おはよう乙川」 可愛らしい名字に似つかわしくない、恰幅の良さに鋭い目つき。 気だるげにポケットに両手を突っ込み、猫背な背中でこちらを振り返る。 男子バレー部の方の新入部員で、みのりと同じクラスのちょっと不良気味な一年生、乙川 響。 「おやあ、おはようヒビちゃん! 今日は朝練サボらなかったんだね〜。 エラいエラい☆」