「浮気なんかしちゃダメ!ましてや、こいつとなんかっ!!」 「誰のせいでこうなったんだよ」 少女は犬のように吠える若松の顔を鷲掴みにした。 「本当に悪かったな。 今日はいい試合だったと思う。 全国出場おめでとう」 まだ若松の顔を鷲掴みにしている少女が、こっちに振り返って笑った。 穢れなき澄みきった笑顔。