ならば、俺たちの高校へ来て、一緒に全国を目指すだろう。 そいつと俺が組めば、全国の頂点へ立つことは夢ではないであろう。そう考えていた。 「いやあ、今日の新道キャプテン。最高にキレてましたよ! 素晴らしかったです!!」 「・・・・」 その賞賛に俺は、一言も返すことはなかった。 「本当にキャプテンは凄いです! 相手校も、キャプテンのスパイク取れていませんでしたよね! あの人は別でしたけど!」