「ごめんなさい」
と私も新道の背中に手を回そうとすると、いつの間にか復活していた若松が私に飛びかかってきた。
なぜか黄色い声が響いた。
周りを見回すと、どこから聞きつけたのか中学生か小学生あたりの子や、近所のおばちゃんたちが何人も集まり、頬を染めて遠目から眺めていた。
恋に憧れる少女たちにとっては、こんなイケメンたちの真ん中にいる私は羨望の的なのだろう。
おばちゃんたちに至っては、
「私の若い頃は・・・」
とか言い出している。
やっと今の状況に気づいた私は、今まで味わったことがないほどの羞恥を感じて、新道の胸に自分の顔をうめた。
