「お前が・・・」
ぽつっと私が愛する人の、低く脳に響くようなカリスマ性がある声が、頭上で聞こえた。
私はそっと顔を上げると、心配がとけて安堵した表情で新道は私を見つめていた。
「お前が、いつになっても来ないから、心配した・・・・」
「ごめんなさい・・・」
謝罪の言葉しか出てこない。
謝罪の言葉を聞くと、新道は優しく微笑んだ。
「心配して、お前の家にも迎えに行った。
そしたら、まだ部活から帰って来ていない。そして、いつも帰って来ているはずの時間なのに、お前が帰っていないといった。
心配で心配で、何かあったのかもしれないと、必死に探していたんだ」
最後に良かったと呟くと、私の顔は赤く染まりあげ、体の芯から熱くて熱くてしょうがない。
