身体中の血が、サァと引いていくような音がした。
今日、何よりも楽しみにしていたことを忘れていたなんて・・・最悪だ!
「し、新道・・・?」
私の肩を掴んだまま、固まっていた新道は、私の声かけに反応して、我に帰った。
そして新道は私の両肩を掴み、自分の方に振り向かせると、勢いよく抱きしめた。
「ひえっ?!」
色気も何もない声で、つい悲鳴をあげてしまった。
心臓がバクバクして、頭がクラクラして、新道の温かさが余計に私の思考をおかしくする。
遠くから、ませた子供たちがわあっだのきゃあだのと声をあげるが、新道は気にせず私を抱きしめ続けた。
