最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子







情けないのに、どこかスッキリとした、明るい笑顔だった。





「当たり前だ、アホッタレ」




そう胸張って言うと、





「アホッタレなんて、久しぶりに言われたよ。


前までは、一日十回のペースで言われてたからね」




「あれ・・・そんなに言ってたっけ?」




と首を傾げて、目を閉じて必死に思い出そうとした。




「まあ、はじめちゃんの口癖の一つだからね」




と若松は笑った。




この顔も久しぶりに見るなあ・・・。




なぜか、心があったかくなっていくような気がした。




「じゃあ、お前の口癖は『ゴリラ』か『モテない』か?」




なんて、皮肉をこめて笑うと、こりゃまいったなあと若松はもう一度笑った。