しょうがなく、若松に協力することになったが、それから小一時間ずっと、授業をサボってまで若松の天海への告白の仕方を考えさせられた。









やっと解放された俺は、背伸びをして肩の力を抜き、首を一回だけ回した。




コキコキと鈍い音が鳴った。





やっと天海への告白の方法も決まり、あとは若松が天海に謝ってくれれば、解決というところまで辿りつけた。




話してる途中から思っていたのだが、素直に天海にさっさと告白しとけば、お前の愛しの天海は、帝王に取られることなく、ダメダメなお前と天海は付き合ってくれたのじゃないかと。




だが、話しを聞く限り、この男は相当なヘタレなようだ。