若松は俺の脚にしがみつき、その場を去りたい俺の動きを止めた。 自分の発言に、モテない男子にとって一番の爆弾発言になっていることに自覚ができていない若松に腹がたった。 「もう面倒くせえから、お前一人で頑張れよ」 ため息を吐いて、呆れたように言うと若松は 「お願い!協力してください!タクちゃん!いや拓也様!」 と足下でキャンキャンキャンキャン吠える。 こんな姿、誰かに見られたら、一生の恥だぞ!俺が! まるで借金をした男が、代わりに妻を連れて行こうとする借金取りみたいな気持ちだ。